The PGA Club 活動報告(2020年度)

マルハンカップ太平洋クラブシニア会場にてPGAシニアツアー会場視察プレー開催

 PGAシニアツアー会場視察プレーがマルハンカップ太平洋クラブシニアの会場で行われました。新型コロナウイルス感染拡大の影響により多くの大会が開催中止となり、視察プレーも開催できる状況ではありませんでした。

 マルハンカップ太平洋クラブシニアは大会として、感染対策を十分講じた上での開催が決定し、2021年初となる視察プレーも開催することができました。

 これまでの第1回大会から第6回大会は太平洋クラブ六甲コースで開催されていたこの大会が、今年初めて御殿場コースに選ばれたのは、大会開催7回目を記念して実現しました。男子ツアーの三井住友VISA太平洋マスターズの会場ともなっている舞台でプレーを楽しんでいただきました。

 シニアツアー視察プレーは、大会が行われる指定練習日にプレーすることができるとあって、トーナメント仕様に仕上げられたコースを十分にご堪能いただけたかと思います。憧れのシニア選手と一緒に練習場での練習や前後には出場選手がラウンドをしている醍醐味はPGAクラブ会員だけに許された企画です。来年度は更に会場数を増やし会員の皆様のご要望にお応えして参ります。

ゴルフ日本シリーズJTカップ・大会ボランティア」開催

 PGAクラブ会員を中心に毎年募集をしている「ゴルフ日本シリーズJTカップ・大会ボランティア」。本年度の開催は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催が不透明でしたが、11月9日に無観客での開催が決定しました。

 無観客開催のため主な業務は、スコアラー、練習場を中心に18名を募集することになりました。短い募集期間でしたが、45名から応募があり、4日間通して参加できる人及び70歳以下の応募者から抽選で参加者を決定しました。また参加者には事前に大会が用意したPCR検査を受検したうえで業務を担当してもらいました。

 参加者の多くは例年参加していただいている方で、「今年もこの大会でお会いできましたね」。初日の朝にはそんな声も聞こえてきました。

 参加者の中には、スコアラー業務が今回2回目の経験の方もいました。「3年ぶりにスコアラーをやりましたが、3ホール目ぐらいまでは緊張しました。なかなかできない経験で、途中から自分がプレーしているような感覚になって楽しかったです。無観客でキャリングボードが無い中、スコアを正確に伝えなくてはならない業務の大切さを改めて実感しました。」と感想を述べていました。

 また、「この大会でしかボランティアはやらないんですよ。」と話してくれた方は今回スコアラー業務を初体験。初日は緊張したと話していましたが、選手に一番近いところでの業務に、この業務は一番やりがいがあるし、面白いかもしれないと新たな発見をしたようでした。「最終日は最終組の1つ前の組を担当したので、優勝するかもしれない、自分も興奮します。ボランティア業務ですが、この組から優勝者が出てほしいです。」と業務前から意気込んでいました。
 最終日の帰り際、「また来年お会いしましょうね。いつもの形で」。
 新型コロナウイルス感染拡大が収まりこれまで通りの大会、これまで通りのボランティア参加に戻る事に期待しているようでした。

PGAクラブ懇親コンペ&石井裕人専門競技委員ルール講習

 中部地区では久しぶりの懇親コンペの開催となりました。時折小雨の降る一日となりましたが1994年には日本オープンも開催されたコースを十分堪能していただきました。

 優勝したのはKさん「四日市カンツリー倶楽部は難しいイメージがありましたが、今日はフロントティー( 約6500ヤード)からのプレーということもあり、まあまあ上手く回れたと思います。ルールはとても勉強になりましたね。また、プロ競技での運営上の話も聞くことができました。選手に対するルールの厳格さを改めて知ることが出来ました。プロの競技ですから当然のことですけどね。僕らは遊びが多いものですからなあなあでやっちゃってますからね」。

 ホスト役となった石井裕人プロは「四日市カンツリー倶楽部は設計が上田治さんです。ご存知の通り東の井上、西の上田と称された名設計家ですが、コースの売りは全長が7305ヤードと長いところですね。またフェアウエイはそこそこ広いですが、ラフに入れてしまうと難しい。バンカーも深いのが特徴です。ルールについては一番質問の多かったのがドロップと救済を受ける際のニアレストポイントでした。2018年にルール改正があったので勘違いをされている方も見受けられましたね。PGAクラブのメンバーの方は本当のゴルフ好きの方がメンバーとなられているようですが、この様な方々がいてこそプロの活動が出来ていますので本当に感謝の一言につきますね」。

 PGAの専門競技委員で四日市カンツリー倶楽部の所属である石井裕人プロが同伴してのラウンドは、レッスンとゴルフルールの質問にも応えるなど参加者にとっては満足のいく一日となりました。