【WEB限定公開】かねひでの一喜一遊完全版

【WEB限定公開】かねひでの一喜一遊完全版(後編)


会員の皆さまにお届けした『THE PGA CLUB会報2021年4月号』。その特集『かねひでの一喜一遊』で、沖縄県名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで行われた「金秀シニア沖縄オープンゴルフ トーナメント」に出場したPGAクラブ会員2名に楽しみ方などを伺いました。WEBでは、「完全版」として誌面に掲載できなかったお話をお届けします。会員ならではの楽しみ方、皆さんもぜひ参考にしてみてはいかがでしょう? さまざまなイベントへのご参加をお待ちしております。
PGAシニアツアーの開幕戦として、沖縄県名護市のかねひで喜瀬カントリークラブで行われる「金秀シニア沖縄オープンゴルフ トーナメント」。2020年は4月の予定がコロナ禍で延期となり、8カ月後の12月上旬に開催の運びとなった。最大のポイントは「プロとアマチュア混合によるトーナメント」といえるこのツアー。出場したPGAクラブ会員2名に、楽しみ方などを聞いてみた。

7年間仕事で沖縄に関わり、離島を含め沖縄の各地に行く機会があった川口健さん。昨年異動になり現在は広島県在住。PGAクラブへの入会は開設間もないころだという、継続約30年の会員だ。
――出場のきっかけから教えてください。
川口 「沖縄だから絶対行く!」と決めました(笑)。仕事の担当エリアが以前は沖縄で、年に数回出張で来ていました。今は離れたので寂しく、やっと来ることができました。このトーナメントは9年連続で出場しています。
――トーナメントの楽しさはどこですか?
川口 普段アマチュアは、プロが出場する大会には出場できません。でもここでは一緒にプレイできるので、夢のトーナメントだと思っています。51歳のときに初めて出て以来、止められなくなり、出場のために喜瀬カントリーに行くのが年間行事のひとつになりました。
9回目なので雨あり風ありいろいろな天候を経験しましたが、今回は風があまり強くないので良い状況だと思っていますよ。
――沖縄でのゴルフの思い出は?
川口 喜瀬カントリーは大好きですが、難しいゴルフ場です。ラフも沖縄特有の芝種なので、慣れない面白さがあります(笑)。スコアは70台を目指していますが、難しさを感じてばかりです。チャレンジ精神もありますけどね。
――毎年の参加で、目標ができるんですね。
川口 そうです。出場させてもらうことが挑戦になりますが、落ち込んで帰るのが毎年のパターンです(笑)。
――PGAクラブの魅力とはなんでしょう?
川口 私の場合最初はボランティアから参加し、だんだんコンペなどに出させてもらうようになったので、そういう楽しみ方があると思います。
ゴルフ好きが集まっているので、会員同士の交流も長年続いていますよ。会場で会って「久しぶり!」と声をかけ、話をするのは楽しいですね。
――これからも参加を続けますか?
川口 もちろん。最近はボランティア活動にはあまり参加していませんが、例年日本プロゴルフ大会翌日に開催されるアフターコンペに出場し、PGAクラブならではの楽しさを実感しています。このような機会は貴重なので、多くの方のエントリーを願っています。
――どんな点がゴルフの良さですか?
川口 スコアを気にしたら大変なので(笑)、プレイそのものをとにかく楽しんでいます。健康作りの効果があり、自分の考えた通りにボールが飛ぶのかどうかがポイント。100回に1回くらいはうまく進み、最高の達成感を味わえます(笑)。100回叩いても200回叩いても、一打良いショットが出たら救われる……それが止められない理由ではないでしょうか。
――川口さんにとってゴルフとは?
川口 始めたのは小学生のころ。親父がゴルフをやっていたので道具を1本借りて、悪ガキ仲間3人で近所の川辺で遊んでいました。勝手にコースを作ったりしましたよ。今のようなジュニアゴルフがある時代ではなかったですし、子どものゴルフ遊びは珍しかったと思います。キャッチボールして野球で遊ぶより、ゴルフのほうが面白いと思っていましたね。それからもスポーツを楽しむ気持ちで続けてはいましたが、本格的にやり始めたのは社会人になってから。会社の人に誘われ月一ゴルファーになりました。転勤のある仕事なのですが、どこに赴任してもゴルフ場は必ずある。出身は大阪ですが関東はじめ転勤先でゴルフを続けてきましたし、今は広島でやっています。全国各地で続けられるのは、ゴルフの素晴らしさです。調子の良し悪しで喜んだり落ち込んだりするゴルフは、山あり谷ありの人生そのもの。体が動く間はトーナメント出場を続けようと思っています。